SNSやスマホアプリなどの非・出会い系サイトの方が出会い系よりも安全というのは間違いです。SNSや出会いアプリは利用者の年齢確認を行っていないので18歳未満の未成年が援助交際被害に遭う危険性が高い上に、女性もサクラばかりで出会えないことがほとんどです。

SNSや出会い系アプリは安全というのは誤解

サクラ詐欺被害や援助交際問題が頻発したことから、世間一般的には出会い系サイトは危険と認識している人が多いです。それに対して、mixiやアメーバピグなどの出会えるSNS出会い系アプリは、出会い系に比べて優良で安全と考えている人も多いですが、これは大きな間違いであり誤解です。

サクラ詐欺の出会い系が危険なのは当然ですし、出会える系出会い系も、ハッピーメールの社長が逮捕された事件に代表されるように危険性があることは否定できませんが、SNSや出会いアプリにもそれらと同じかそれ以上に危険性があります。

SNSなどの無料で利用できるコミュニティ系のサービスは、有名企業が運営していることなどから無条件で安全性が高いと考えられていますが、一概に出会い系よりも安全とは評価できません。むしろ、登録に際して年齢確認や携帯番号・メールアドレスの登録が必要な出会える系の出会い系よりも、誰もが自由に登録できて無料で利用できるSNS系の非・出会い系サイトや ぎゃるる などの出会い系アプリの方が危険性が高い面もあります。

サクラだらけで出会えない可能性が高い

サクラだらけの悪質な出会い系サイトが多いことから、出会い系を利用するのではなく、SNSや出会いアプリを使って女性と出会おうとする人はとても多いです。

しかし、出会える系のSNSやスマホの出会いアプリには、サクラ出会い系の業者が非常に多くて、女性と全然出会えない可能性があります。mixiやYahoo!パートナーなどの出会いSNSには、サクラサイトの運営に行き詰った運営業者が女性としてサクラを大量に登録してるケースが多く見受けられるためです。

スマホの出会いアプリにも、サクラサイトの業者は多いですし、サクラサイトの業者がつくった出会いアプリも急増しています。サクラ出会い系の業者が配信しているアプリなので、登録・利用している女性の大半はもちろんサクラです。

出会い系サイトの利用者であれば少なからず危険性があることを理解している人が多いですが、SNSや出会いアプリ利用者はサクラ詐欺の仕組みなどに詳しくない人の方が多いです。サイトやアプリを悪用してサクラ詐欺の出会い系サイトに誘導する業者がいることや、美人局、マルチ商法の勧誘などのリスクがあることを知らない人も多いのです。

世間的なイメージから、出会い系は『悪』で、SNSは『善』であると多くの人が評価してしまいがちですが、実態を冷静に見てみると、SNSやアプリを出会い系の代わりとして使っても安全に出会えないどころか詐欺被害に遭う危険性があるので、出会い系に比べて安全性が高いとは決して言えません。

※参考記事

未成年者がSNSや出会いアプリを使う危険性

SNSや出会いアプリには、会えない危険性以外にも、18歳未満の未成年者がいる危険性もあります。

出会い系サイトを利用する未成年は完全にいなくなったとは言えませんが、法規制などの影響により健全化が進行している面もあります。それに対して、SNSには依然として未成年者が出会い目的で利用できるサイトもあるなど危険性があります。

  1. 未成年者がSNSや出会いアプリを利用する理由
  2. 出会い系よりも制限や監視が緩い

未成年者がSNSを利用する理由

未成年者がSNSを利用する理由として、無料ゲームが挙げられることが多いですが、実際には異性との出会いを目的に利用する場合が多いのが実態です。異性との出会いの場としては、出会い系サイトが真っ先に思い浮かびますが、先の通り、出会い系サイトは法律により18歳未満の未成年者利用できなくなりました。サイト運営者には、年齢を公的な書類により確認する義務が課せられているので18歳未満の未成年者が出会い系サイトを利用するのは事実上不可能です。

その出会い系サイトに代わって未成年者が出会いのきっかけとして利用するようになったのがSNSです。SNSは、出会い系サイトのように法律による規制を受けていないので登録することも利用することも自由にできるためです。

出会い系サイトよりも制限や監視が緩いSNS

SNSを出会い目的に利用し、援助交際などの犯罪が発生したことなどを受けて、各サービス提供会社は出会い目的での利用を禁止するに至っていますが、それでも援助交際被害に遭う児童がゼロになったわけではありません。隠語などを利用したり監視の目をすり抜けて実際に出会うという人も多いためです。

そもそも利用できる状態である本登録ができない出会い系サイトに比べて、制限や監視が緩いSNSの構造的な欠陥がもたらしている弊害です。

安全性や会える確率から出会い系の方が優位

出会い系サイトであれば、サイトの体験者による口コミ情報を参考に上手に使えば女性と会うのにそう多くの時間はかかりませんが、SNSや出会いアプリの場合は、会うまでに時間がかかりやすいです。

先に解説したように、サクラが大量にいる可能性があること、出会える系の優良出会い系サイトのように、女性登録者向けの宣伝広告を展開していないものばかりなので、一般の女性が男性に比べて少ないことから、普通のまともな女性と出会うには時間がかかり過ぎる可能性があるのです。

こうした点からもSNSを出会い系サイトに代わる手段として使うのはあまりおすすめできません。むしろ、会えない、サクラ詐欺の被害や援交に巻き込まれる可能性があるなど危険性が高いです。