先週のニュースになりますが、出会える系の出会い系サイトで男性のユーザーを悩ます存在として問題となっている援デリ業者が摘発されるというニュースが報じられました。

ニュースの概要

テレ朝newsの記事を引用します。

出会い系サイトで男性客を募り、売春をあっせんしていたとして、35歳の男ら4人が逮捕されました。

無職の井田浩容疑者ら4人は先月、男性客から1万6000円を受け取る約束をして、売春をあっせんした疑いが持たれています。警視庁によりますと、井田容疑者らは、出会い系サイトに「ホテル代別」などと女性になりすまして書き込みをし、JR新宿駅近くの路上で待ち合わせた24歳の女性を車に乗せ、客のもとに送っていたということです。井田容疑者らは店舗を持たず、客とはすべてネット上でやり取りしていて、1年半で約5300万円を売り上げていました。

引用元:http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000020166.html

援デリ業者の問題とユーザー・管理者も求められること

これらの援デリ業者は、出会える系のサイトであればどのサイトにも必ず女性としてなりすまし登録しています。その違法性もさることながら、純粋に一般女性との出会いを期待してサイトに登録する大多数の男性にとってこうした不正ユーザーは迷惑極まりないだけでなく、普通の女性と見誤ってメールを送ることなどによりポイントを無駄にしてしまうという問題があります。

しかし、問題はユーザー側にもあります。それは、男性ユーザーの一部にはこういった業者の求めに応じて易々と会うことを選択する人がいるためです。一昨日の記事でも援デリ業者に釣られる利用者が多過ぎることについて問題提起しましたが、出会い系を悪用する違法な売春業者・組織が無くならない背景のひとつには、利用する男性がいるということもあるのです。

利用者がいるため、援デリ業者もまたのさばり続けることができてしまっているという悪循環が生まれていることが大きな問題なのです。

加えて、出会える系の出会い系サイトにも問題はあります。こうした違法組織に自ら運営するサイトが悪用されていると知りながら、ユーザーの管理や不正利用者の取り締まりを徹底していないという問題です。プロフィールに投稿しているコメントを見れば傾向的に明らかに援デリ業者としか評価できないようなユーザーが事実上放置されているケースも少なくありません。時には、不正ユーザーの存在を管理者に通告したとしてもアカウント停止などの措置が取られないこともあります。

一番問題視すべきは、出会い系サイトを悪用する援デリ業者自身ですが、ユーザーやサイト運営者・管理者にも落ち度があることは否めないというわけです。

出会い系サイトが本来の目的・役割として、見知らぬ異性との出会いの機会を提供する場として正常に機能するためにも、それぞれがそれぞれの立場で責任を全うすることが求められるだけでなく、インターネットコミュニティの健全化、社会の健全化に貢献する意識を強く持たなければいけません。出会い系が不正利用者に悪用され続けるといずれ法規制やサイトの衰退などにより不利益を被るのはサイト運営者とユーザー自身です。そういった事態を防ぐためにも、援デリ業者をはじめとした不正ユーザーを決して許さない姿勢が必要です。

今回摘発された業者は、出会い系サイト全体からみればほんの一端に過ぎません。まだまだ多くの援デリ業者が出会い系にのさばり続けていることを意識して決して釣られないようにしましょう。

援デリを放置した出会い系も摘発されることがある

また、最近では援デリ業者だけでなく、援デリによる不正な書き込みを放置したとしてハッピーメールの社長が逮捕される事件も発生しました。

援デリは、管理売春にあたる完全なる違法行為です。それを放置したとして摘発されるのは、当然です。警察当局は、今かつてないほど援デリの根絶に向けて取り組みを加速させているので、出会い系で援デリを見かけた場合は、どんどん警察に通報し、出会い系がより健全な出会いの場となるよう我々普通の登録者も貢献していきましょう。