出会い系サイトのサクラ(オペ)のアルバイトの実態や摘発事例から伺える悪質なサクラ出会い系サイトの裏事情について解説しています。サクラ出会い系の業者は出会える系のサイトにも女性として登録していることがあるので騙されるのを防ぐためにも実態について理解を深めておきましょう。

オペと呼ばれる出会い系サイトのサクラ

まず知っておいてもらいたいのは、出会い系サイトのサクラについては業界内では一般的に「オペ」と表現されることが多いということです。オペはオペレーターの略語で、この場合は出会い系サイトの登録者(客)とメールをするオペーレーターということを意味します。

この「オペ」という言葉は、内輪だけで使用されるわけではありません。サクラ詐欺行為を行う悪質な出会い系サイトの運営者は、サクラとして働いてくれるアルバイトスタッフを集めなければならないわけですが、その際のアルバイト募集広告などにおいて“オペ募集”や“メールオペレーター募集”などの文言で用いられることになります。

これらのサクラバイト募集広告は、地方ではほとんど行われていないかもしれませんが、出会い系運営業者が多く集まる東京都内では現在でも多く見られるものです。

サクラのアルバイトは、モラル上の問題を含め決して許されることではありませんが、みながみな喜び勇んでその仕事に就いているわけではないようです。

生活していくための方法として仕方なく出会い系サイトのサクラの仕事に従事する人も少なくありません。人を騙してお金をむしり取るという詐欺行為に直接的に関与するということを考えれば、サクラのアルバイトをすることに抵抗を感じるのは、至極当然のことですが、彼らの中には悩みや後ろめたさを感じながら続けている人もいるのです。

そうした人たちが情報交換をするために集う掲示板が2chの中にもいくつかスレッドとして立てられており、そこで交わされる会話を見ていくと、出会い系サイトのサクラ(オペ)の手口や最新の動向などの実態がリアルに伝わってきます。興味のある人は「【オペ最底辺】都内出会い系サクラ避難所」と検索してみてください。

サクラ(オペ)の実態を知ることで騙されるリスクを減らす

このサイトの「出会い系サイトの体験者による出会える口コミ情報を元に効率よく出会う」という趣旨からすれば、サクラしかいない悪徳出会い系サイトのサクラ(オペ)の実態について知識を深めたとしても大きく役立つとは考えにくいかもしれません。

ですが、そういった悪質なサクラ詐欺サイトで何が行われているのかということや、出会い系サイトの危険性などについて知識を深めておくことは決して無駄ではありません。みなさんが利用している、あるいは利用しようとしているサクラがいない出会い系サイトにも一般の利用者として成りすまして登録し、自らが運営するサクラサイトへと誘導する業者が少なからず存在しているので決して無縁ではないわけです。

また、出会い系のサイト選びを間違えると大きな被害に遭ってしまうということを知ることで、より慎重に出会い系を利用する姿勢を身につけることもできます。出会い系を使うことについては、ほとんどの人が登録時にはテンションが上がった状態で、登録や利用に伴うリスクについて深く考慮しないまま先へと進んでしまうということが多いのでそれを抑える意味でも役に立つというわけです。

サクラの摘発事例から伺える悪徳出会い系の裏事情

出会い系のサクラのアルバイトと運営会社の裏事情がよく分かる事件のニュースを引用します。

京都府警と大分県警の合同捜査班は11月22日、出会い系サイトで、「サクラ」としてメールのやり取りをして料金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、アルバイトの女(42=大分県別府市)ら、29~42歳の女4人男1人の計5人を書類送検した。全員容疑を認めている。

 書類送検容疑は、昨年7月~今年8月、出会い系サイト「おしゃべり広場」で、サイト会員を装って、大阪府高槻市の男性(74)ら5人とメールのやり取りをし、サイトの利用料29万1000円をだまし取った疑い。府警サイバー犯罪対策課によると、5人はサクラとして、1日12時間前後、時給750円で勤務していた。1人の男(38)は女性会員を装っていた。同サイトには約10人のサクラがいたようだが、この5人は勤務経験が長く、犯行を主導していたとみられている。

引用元:“出会えない”出会い系サイトの「サクラ」を書類送検 バイト時給は750円(2013年11月26日-リアルライブ)

サクラ被害の実態がどうなっているかということ以外にこの事件で注目すべき点は、サクラとして働くアルバイトが非常に安い時給で雇われているということです。

出会い系のサクラアルバイトは、10年以上前は時給数千円以上という高額な報酬を得る人も少なくありませんでした。ですが、今回摘発されたサイトのアルバイトは時給750円という、出会い系のサクラ要員としては非常に安い報酬で雇われていたようです。

出会い系サイトのサクラとして働くことは、詐欺行為の片棒を担ぐということですからリスクが大きい仕事と言えます。それにも拘らず低賃金で雇われていたということから透けて見えてくるのは、サクラ出会い系の運営がかつてほどうまくいかなくなりつつあるということです。

引用した記事をすべて読んでみると、摘発されたサイトは2007年に開設されて以来総額で約8億4000万円を売り上げていたとあります。この額からすれば経営はうまくいっていたと考える人も多いかもしれませんが、かつてサクラ出会い系はこれとは比較にならない額の売上を不正に上げていました。サクラ出会い系は、近年加速度を増して急速に勢力を弱めつつあります。そのことから言えるのは、8億円超という売上もサイト開設から7年を経て徐々に減ってきていたと考えられるということです。

つまり、安い時給でしかサクラを雇えないというぐらいにまで騙しの効率が悪くなってきているということ、サクラ出会い系を運営することの経済的なメリットが著しく減りつつあるということです。

このように、出会い系のサクラに騙される人が減ることでサクラ出会い系の運営が徐々に行き詰まるとサイト閉鎖や廃業に追い込まれる事業者も今後益々出てくることが予想されます。

今回の事例のように摘発の姿勢を強めている警察当局の動きと合わせて考えると、未だに被害者を生み出し続けているという問題があるものの、サクラ詐欺の悪質な出会い系サイトが壊滅状態になる日もそう遠くないということが言えるでしょう。

出会い系の利用者としてはその日が一刻も早くやってくることを切に願って止みません。

サクラ詐欺の片棒を担がされるオペのバイトは危険!

上記のサクラ出会い系の摘発事例では、オペレーターの時給はとても安いものでしたが、中には飲食店やコンビニなどで働くよりもはるかに高い時給でサクラを雇っている業者も存在します。その高い時給を目当てに、出会い系のサクラのアルバイト、オペレーターとして働こうとする人もいますが、それはとても危険なことなので絶対に手を出さないようにしましょう。

単なるアルバイトのメールオペレーターと言えども出会い系サイトの運営者とともに、警察に詐欺容疑で逮捕、摘発される危険性が非常に高いからです。前述の通り警察当局は、サクラ詐欺を行う悪徳出会い系業者に対する取り締まりを厳しく行っています。逮捕や摘発の対象となるのは、サイトの運営会社の幹部だけではありません。雇われの身に過ぎないメールオペレーターも、サクラ詐欺の実行犯として逮捕、摘発されることが多いです。

普通のアルバイトよりも少し時給が高いからという理由で悪徳出会い系のサクラのメールオペレーターとして働くことは、身を滅ぼすきっかけになる可能性が非常に高いので絶対に手を出さないようにしましょう。

ハッピーメールやワクワクにもバイトのオペはいる?

出会える系の出会い系を使う人にとって気になるのは、こうしたサクラのメールオペレーターがハッピーメールやワクワクメールなどにも存在するのか?ということですが、これについては心配する必要はまったくありません。

出会える系の出会い系には、アルバイトとして雇われたメールオペレーターは一切いません。出会える系の出会い系は、メール送信料などのポイント代金が格安に設定されているので、メールオペレーターを雇って高い時給を支払うということが不可能だからです。つまり、出会える系の出会い系は、その仕組み上サクラを雇えないようになっているということなのです。

ただし、厄介なのは、サイトの運営会社が雇ったアルバイトのメールオペレーターはいないものの、外部の援デリ業者が雇ったサクラはいるという問題です。援デリ業者が登録している架空のサクラ女性の裏側には、客となる男性とのアポ取りを専門に行うメールオペレーターが存在します。こうした、“勝手サクラ”が一般女性に紛れて登録していることによって、普通の出会いをするのを妨げられる危険性があることは十分理解しておかなければいけません。

※援デリのサクラ対策に関する記事